航空機部品の種類の多さに圧倒され、新たなモチベーションが生まれました。
もともと飛行機は好きでした。沖縄出身なので県外に行く時には飛行機を利用する機会が多く、思い入れは強かったですね。今でも飛行機と聞くだけでワクワクします。その大好きな飛行機を自分の手でつくってみたいと思ったのが一番の動機でした。入社後驚いたことは、航空機部品の数と形状です。ある程度は理解していましたが、想像していたよりも種類が多彩で、カタチも複雑。学ぶことが多く、生半可な気持ちではできないと、入社早々気が引き締まりました。
航空機部品をつくることは、安全を守るということ。
研修期間中、検査・検品をしていた時に、すべての製品に番号がついていることに気づきました。それは、いつ誰がつくったモノかが分かるためについている番号。不良品を出さないための徹底した管理システムを目の当たりにしたと同時に、自分がつくった部品が使われている飛行機が、人の命を乗せているという責任の重さをあらためて思い知らされました。航空機の部品は厳しい基準をクリアしなければならない。この仕事の目的と使命を理解できた瞬間でもあります。
プログラミングは想像力と発想力。
配属が決まり、生産技術としての仕事がスタートしました。まだ経験は少ないですが、プログラミングは想像力や発想力が大切だと実感しています。先輩たちは部品を見た瞬間に加工のイメージが湧き、プログラミングに反映。どんなに簡単な形状のモノでも削り方一つで、要する時間も精度も変わってきてしまうので、加工のイメージが想像できるかどうかが重要な鍵になります。今はまだ先輩たちに質問することの方が多いですが、今後は自分の考えを提案できるようになりたい。それが成長したと実感できる、初めての時かもしれません。